審計署（會計監(jiān)査部門）、中國人民銀行（中央銀行）、中國銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會（銀監(jiān)會）、中國証券監(jiān)督管理委員會（証監(jiān)會）の4部門は8日、共同で「會計監(jiān)査機関が監(jiān)査対象企業(yè)の金融機関における預金口座を監(jiān)査する場合の関連問題に関する通知」を発表した。「通知」によると、中國の會計監(jiān)査機関は今後、監(jiān)査対象企業(yè)の法人?個人名義の口座を監(jiān)査する権利だけでなく、口座の開設?閉鎖狀況、金額と預金殘高、取り引き記録など詳細な記録まで監(jiān)査する権利をもつ。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
▽監(jiān)査権限の拡大
審計署によると、「通知」によって、法人?個人名義の預金口座に対する監(jiān)査の範囲?內容、調査の順序?要求などが明らかにされた。このことは「公款私存（公的資金を個人口座に預金すること）」や、その背後に隠された違法行為などの問題、経済犯罪行為の調査にとって重要な意義を持っている。
▽會計監(jiān)査機関は関係資料のコピーも可
法人?個人名義預金口座の監(jiān)査內容は、主に口座狀況および取り引きなどの記録となる。預金口座を監(jiān)査するときは、監(jiān)査機関は関係資料の寫しの作成、コピー、寫真の撮影などが可能だが、原本を持ち出すことはできない。このほか、法人?個人名義の預金口座を調査するときは、直接金融機関を訪れて調査を行うこともできるが、現(xiàn)地の監(jiān)査機関に調査を委託することも可能となる。
▽金融機関の監(jiān)査対象企業(yè)に対する情報の漏えいは禁止
「通知」によると、金融機関は今後、法に基づいて會計監(jiān)査機関の調査に協(xié)力しなければならない。関係資料をありのままに提供し、隠匿を行ってはならない。監(jiān)査機関が監(jiān)査対象企業(yè)の法人?個人名義の預金口座の內容を調査することについては、関係金融機関およびその職員は秘密を守り、監(jiān)査対象企業(yè)や預金口座名義人に伝えてはならない。
「人民網日本語版」2006年12月9日
