16日発刊される中國共産黨中央機関紙『人民日報』は署名入り記事を掲載することにしており、この中で「日本の指導者は、隣國との関係を真に改善したいならば、靖國神社參拝問題は避けて通ることはできない」と指摘している。
この記事は 「日本人であろうと、中國や韓國などの國民であろうと、靖國神社は普通の神社ではないと考えている。靖國神社は人類のある時期の重要な歴史に対する評価に直接的にかかわっており、第二次世界大戦の多くの被害國人民の感情に影響を及ぼしている」と述べている。
この記事は「中國政府と人民は、日本の民衆が自分の伝統的な方式で、戦爭でなくなった親戚の霊を弔うことに反対したことはなく、靖國神社に行って自分の親戚や友人に対する弔いをすることに対しても異議を唱えることはない。しかし、日本政府の指導者がA級戦犯を祀っている靖國神社を參拝することに対しては、中國人民はこれを受け入れることはできない。日本の指導者は、中日関係を一日も早く健全的発展の軌道に乗せるため、実際の行動を取って、歴史と未來に対して強い責任のある態度で、政治的障害を乗り越えるべきである」と強調している。
「CRI」より2006年8月15日