訪米中の胡錦濤國家主席は21日、エール大學で演説を行い、4日間の米國公式訪問の日程を終えた。胡主席はコネチカット州ウィンザーロックス市の空港から、次の訪問地のサウジアラビアに向かった。
胡主席は訪米期間に、シアトル、ワシントン、エール大學などを訪れ、ブッシュ大統領や他の米國要人と、中米関係やともに関心を寄せる國際問題や地域問題について踏み込んだ意見交換を行った。
胡主席は20日のブッシュ大統領との會談で、中米両國が世界平和の維持、共同発展の促進において広範かつ重要な戦略的利益を共有し、共同の責任を負っていると強調。両國は利害関係者であるだけでなく、建設的協力者でもあるとした。
會談で雙方は、現在の國際情勢における中米関係の現狀として▽両國が広範かつ重要な戦略的利益を共有している▽両國の互恵協力に大きな將來性がある▽両國の良好な関係は、アジア太平洋地域と世界の平和、安定、繁栄を守り、促進する上で戦略的な意義を持つ――との認識で一致した。
雙方は、戦略的かつ長期的な視點から両國の関係を処理し、21世紀における建設的な協力関係を全面的に推進し、両國や世界各國の人々により幸福をもたらすことで合意した。
胡主席は訪米期間中、米國の議會議員や州?市政府関係者、ビジネス界や學術界関係者、労働者、學生など各界関係者と幅広く接觸した。エール大學では演説を発表、友好団體が開催した歓迎會ではスピーチを行い、中國の內外政策を紹介した。
米國は、胡主席の5カ國公式訪問の最初の訪問地。胡主席はこの後サウジアラビア、モロッコ、ナイジェリア、ケニアを公式訪問する。
「人民網日本語版」2006年4月22日