黒竜江省哈爾濱（ハルビン）市社會(huì)科學(xué)院の専門(mén)家はこのほど、長(zhǎng)年にわたる研究の結(jié)果、內(nèi)蒙古自治區(qū)呼倫貝爾（ホルンバイル）市で、舊日本軍が第2次世界大戦中に設(shè)置した「巴彥汗（バエンハン）毒ガス実験場(chǎng)」跡を発見(jiàn)した。これまで見(jiàn)つかった同様の実験場(chǎng)としては、世界最大規(guī)模という。
巴彥汗毒ガス実験場(chǎng)は呼倫貝爾市鄂溫克（エヴェンキ）族自治旗巴彥托海鎮(zhèn)の草原に位置する。実地測(cè)量によれば、毒ガス実験場(chǎng)は東西9キロメートル、南北13キロメートルで、総面積は110平方キロメートルを超える。地表にはさまざまな大きさや形の遺構(gòu)が殘されている。
舊日本軍による毒ガス戦を研究する呼倫貝爾市の研究家?徐占江氏（哈爾濱市社會(huì)科學(xué)院の特別招聘研究員）によれば、殘された遺構(gòu)は実験用シェルターで、中に人間や動(dòng)物を閉じ込めて毒ガス等の殺傷力を試したものとみられる。徐氏は、舊日本軍がこの地に武器実験場(chǎng)を設(shè)置した理由について（１）呼倫貝爾市の気候が、舊日本軍が侵攻のターゲットとしていた舊ソ連の気候?自然條件に似ていたため（２）現(xiàn)地の人口が少なく、秘密保持が容易だったため――の2點(diǎn)を挙げる。
同市の文化部門(mén)は現(xiàn)在、毒ガス実験場(chǎng)跡地を保存するため、すでに自治區(qū)級(jí)重點(diǎn)文化財(cái)保護(hù)単位への指定申請(qǐng)を行った。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2005年7月3日
